腸腰筋

 

腸腰筋は、腸骨筋・大腰筋の2つからなる、

背骨(腰椎)と骨盤(腸骨)から大腿骨に付く筋肉です。 

短距離選手ラガーマンなどが、腸腰筋が発達していると言われます。

つまり・・・瞬発的な股関節の動きに関係している訳です。

また、体の深い部分にある為、「インナーマッスル」とも呼ばれています。

特に、上半身を安定させているのが腸腰筋です。

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主な作用は、股関節の屈曲です。

 関連する筋肉:大腿四頭筋

 反対の作用:ハムストリングス 大殿筋

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また、下半身を固定すると、

骨盤・腰椎の前屈に作用します。

​ 反対の作用:脊柱起立筋

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〜腸腰筋が原因のトラブル〜

・体幹が安定しない為、バランスが悪くなる

・前傾姿勢(猫背)になり、姿勢が悪くなる

 これにより、腰痛転倒の原因になる

※腸腰筋だけが原因ではないため、詳しい検査が必要です

​大腿筋膜張筋

 

大腿筋膜張筋は、骨盤(腸骨)から下肢の外側に付着する筋肉です。

腸脛靱帯という靱帯をご存じの方も多いと思います。

腸脛靱帯は、大殿筋と大腿筋膜張筋によって構成されています。

 

特に、ランナーの方はイメージしやすいと思いますが、

歩行・走行時に骨盤や膝を安定させる役割を持ちます。

骨盤が安定することで、下肢を真っ直ぐ出すことが可能になり、

足を前に踏み出しやすくなります。

 

大腿筋膜張筋の力自体はそこまで強くありませんが、

立った状態でも緊張し続ける為、

気づかないうちに疲労している事もあります。

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主な作用は、股関節の屈曲と外転です。

 関連する筋肉:腸腰筋  大腿四頭筋 中殿筋

 反対の作用:大殿筋  ハムストリングス

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また、膝の伸展にも関与しています。

関連する筋肉:大腿四頭筋

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〜大腿筋膜張筋が原因のトラブル

・骨盤の安定性が無くなる

   筋肉が骨盤を引っ張り、骨盤が下がってしまいます

 反対に、張りが無いと骨盤が上がってしまいます

  つまり・・・骨盤の動きに大きな影響が出る為、体にグラつきが起こると考えられます。

 例:片足立ちでバランスが取りにくい

・歩行時や走行時の動きに問題が起こる

 筋肉の硬さが原因で、股関節が伸びにくくなります。

 十分に伸びない事で、後ろの足を前に引き戻しにくくなると考えられます。

  つまり・・・タイムに大きな影響が出てしまいます。

腸脛靱帯炎(ランナーズ・ニー)

 筋肉が硬いと骨との摩擦が起きやすくなり、腸脛靱帯炎につながります。

 繰り返しの動作が炎症の原因になるため、筋肉の張りなどが要因になるとされています。

※大腿筋膜張筋だけが原因ではないため、詳しい検査が必要です

​大殿筋

 

大殿筋は骨盤(腸骨・仙骨)から

大腿骨の外側に付着する筋肉です。

腸脛靱帯という靱帯をご存じの方も多いと思います。

腸脛靱帯は、大殿筋と大腿筋膜張筋によって構成されています。

スポーツだけに限らず、大殿筋はあらゆる場面で活躍しています。

日常生活では、歩く・走る股関節の位置を保って姿勢を維持する・・・

スポーツでは、ランニング時のイニシャルコンタクト

バレーやバスケでのジャンプピッチングや相撲などでの踏み込み・・・

気づかないだけで、実に様々な場面で大殿筋は頑張ってくれています。

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主な作用は、股関節の伸展外旋です。

ハムストリングスと協力して、強い伸展能力を発揮します。

 同じ作用:ハムストリングス

 反対の作用:腸腰筋大腿四頭筋大腿筋膜張筋

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〜大殿筋が原因のトラブル〜

・腰痛の原因になる

 大殿筋が硬くなる事で、姿勢の維持が困難になり腰痛を引き起こします。

 特に、前屈みの姿勢(前屈)に制限生じる事が多いです。

・足の故障に繋がる

 着地の衝撃を受け止めきれない事で、

 大腿四頭筋大腿筋膜張筋で衝撃を受け止める事になります。

  つまり・・・オスグッド腸脛靱帯炎鵞足炎や膝の痛みの原因になります。

・基礎代謝が下がる

 大殿筋は大きな筋肉の為、エネルギーを多く消費します。

 基礎代謝が下がることで痩せにくい体型になり、同時に免疫機能が低下すると言われます。

※大殿筋だけが原因ではないため、詳しい検査が必要です

​中殿筋

 

中殿筋は、骨盤(腸骨)から大腿骨の外側に付着する筋肉です。

お気づきの方も居ると思いますが、大殿筋と走行が非常に良く似ています。

中殿筋は大殿筋に覆われている筋肉です。

 

働きも大殿筋に似ています。

スポーツだけに限らず、中殿筋はあらゆる場面で活躍しています。

 

日常生活では、歩く走る股関節の位置を保って姿勢を維持する・・・

 

特に、姿勢維持の場面で中殿筋は活躍します。

横移動片足立ちをする時に、骨盤のバランスを保つ働きをしています。

 

〜中殿筋の能力を見る方法〜

片足立ちをして、骨盤の高さを比べる

 →左右のバランスがハッキリ確認できます。

片方の骨盤が落ちる→重点的に中殿筋を整える必要があります。

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主な作用は、股関節の外転です。

それ以外の股関節の運動も補助しているため、

足をスムーズに前へ運ぶ役割が大きいです。

関連する筋肉:大腿筋膜張筋

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〜中殿筋が原因のトラブル〜

・腰痛の原因になる

 中殿筋が硬くなる事で、姿勢の維持が困難になり腰痛を引き起こします。

 特に、前屈みの姿勢(前屈)に制限生じる事が多いです。

・骨盤の左右バランスが崩れる

 骨盤の左右バランスが崩れる事で、体が全体的にどちらかに傾きます。

 特に、骨盤から下のバランスが崩れやすくニーインが起こりやすいと言えます。

 結果として、中殿筋の筋力不足が内側側副靱帯損傷を引き起こす要因となります。

・大腿筋膜張筋の負担が大きくなる

 中殿筋と同じ作用を持つのは、大腿筋膜張筋です。

 中殿筋による股関節の外転が弱くなると、大腿筋膜張筋の硬さが目立ってきます。

   結果として、腸脛靱帯炎オスグッド鵞足炎や膝の痛みの原因となります。

※中殿筋だけが原因ではないため、詳しい検査が必要です